働き出した頃は平成ひとけた桁年代。
 携帯は維持費がまだ高過ぎたので、一人暮らしの自宅にパイオニアの留守番電話を置きっぱなし。メッセージが録音されると、持ち歩いているポケットベル(月額1000円未満)を呼び出す設定が便利だった。
 テレカを公衆電話に挿して自宅の留守電を再生するのは便利だったし、公衆電話のテンキーを長押しした分だけテープを巻き戻し再生できたりで、パイオニアの留守電を酷使しまくったな。
 今の日本の家電メーカーは、誰でも買える金額の便利家電(高性能とは違うもの)を出せていないよ。
 当時だって、ブランドで家電を買っていたのは高齢者だったことをメーカー各社は思い出して欲しい。
 正直な話、身売りする直前の東芝や三洋の手頃な価格帯の家電だと、操作感もスイッチの質感も20年〜30年前の家電以下だった。
 ホームセンターの棚の一角を占めているアイリスオーヤマやツインバードの家電の方が高品質だと思ってもいい。
 そんなわけで一人暮らしを始めたばかりの若い奴は、ブランドには騙されないように。
 通販で買う前に地元のホームセンターへ寄って見るべし。