TBS系（JNN）
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入管難民法の改正案をめぐって、６日に野党側が示した「３年間で６９人の外国人技能実習生が死亡した」とする新たな資料が波紋を広げています。そうした実習生らを供養する寺を取材しました。
「技能実習生は、この３年間で６９人亡くなっております。日本を本当に愛してやって来たのに、結局、差別され、虐待され、蹴られ、殴られ、自殺をした。そういう人がいっぱいいるのに、これをどのように総括して、新しい制度に入っていかれるのか」（立憲民主党 有田芳生 参院議員）
６日に国会で野党側が示した法務省作成の資料。ここ３年で、６９人の外国人技能実習生が死亡したと記されています。なぜこんなにも多くの技能実習生が亡くなったのか。供養する寺を訪ねると、実習生の悲痛な思いが記された「遺書」が見つかりました。
「こちらには留学生や技能実習生の位牌が置いてあります」（在日ベトナム仏教信者会 吉水里枝 事務局長）
東京・港区芝公園にある寺「日新窟」。ベトナムから技能実習や留学で日本を訪れ、命を落としたベトナム人たちの供養を行っています。
「やはり３年ぐらい前から急に葬式の依頼が多くなりまして、今年に入って急増してて、このままじゃいけないというのを、私たち家族の者は言っております」（在日ベトナム仏教信者会 吉水里枝 事務局長）
在留ベトナム人は２００７年、およそ３万６０００人でしたが、去年には２６万２０００人とおよそ７倍に急増しています。
「（給料もらっても）ほとんど母国に送金してしまう。そうすると手元に１万とか２万しか残さない。カップラーメン食べたりとかで栄養失調になって、それで心筋梗塞など病死してしまう方が多いのでは」（在日ベトナム仏教信者会 吉水里枝 事務局長）
その中には、遺書を残して自殺した技能実習生の男性もいたといいます。
「自分は弱い子だった。お父さんのように強く生きられなくてごめんなさい、と・・・。親御さんに対しての謝罪の文が書いてありました。来る方も受け入れる方も、命を絶つことのないような法案作り、ルール作りをしてもらいたいのが私の気持ちです」（在日ベトナム仏教信者会 吉水里枝 事務局長）
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