米軍機墜落事故 安全運用申し入れへ 防衛相
2018年12月7日 13時04分
高知県沖でアメリカ軍岩国基地の戦闘攻撃機と空中給油機が接触し海上に墜落した事故について、岩屋防衛大臣は、自衛隊も参加している捜索救助活動に全力を挙げるとともに、今後、アメリカ側に軍用機の安全な運用について申し入れを行う考えを示しました。
6日、山口県岩国市のアメリカ軍岩国基地に所属する海兵隊のFA18戦闘攻撃機とKC130空中給油機が高知県の室戸岬の南およそ100キロの上空で接触して海上に墜落しました。
2機には合わせて7人が乗っていて、現場海域で救助された2人のうち1人の死亡が確認されています。
岩屋防衛大臣は記者団に「残る5人の捜索救助に全力を挙げたい。事故原因の詳細はわかっていないが、おそらく空中給油の訓練中だったと思う」と述べました。
そのうえで「詳細がわかれば、安全確保、運用についてしっかり米側に申し入れる」と述べ、今後、アメリカ側に軍用機の安全な運用について申し入れを行う考えを示しました。