立憲民主党は7日、参院本会議中に、議院運営委員会の野党筆頭理事である同党の白真勲氏が自民党理事の大家敏志氏に「小突かれた」として反発した。影響で国会は約4時間空転し、出入国管理法改正案などの採決が遅れる一因となった。

与野党によると、堂故茂参院農林水産委員長の解任決議案に関する自由党議員の演説が制限時間を超えたため壇上に与野党理事が集まり、大家氏が白氏に注意するよう促した際に接触があった。
 
この後、立憲の芝博一参院国対委員長は「(大家氏は)暴言を吐き、暴力に近い形で小突いた」として、自民党の関口昌一参院国対委員長に抗議。関口氏は「大家氏が理事を辞任する」と伝え、事態は収拾された。
 
関口氏は「(大家氏)本人に暴力という意識はなかったが、相手に不快感を持たせた」と記者団に釈明。この後の議運委理事会で、大家氏が白氏に直接謝罪した。

(2018/12/07-22:17)
時事ドットコム
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