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警察無線か ネット上で公開 電波法違反疑いも
2018年12月8日 5時03分IT・ネット

警察無線でのやり取りとみられる音声が、インターネット上で公開されているのが見つかりました。警察無線は、通常、関係者以外は聞くことができないよう厳重に対策が取られていて、警視庁は電波法違反の疑いもあるとして調べています。

警察無線でのやり取りとみられる音声が公開されていたのは動画投稿サイト「YouTube」で、先月、一般の人から通報があり発覚しました。

警視庁が詳しく分析した結果、平成21年に都内で起きたひき逃げ事件の捜査で通信指令本部とパトカーとの間でやり取りされたものとみられ、何らかの方法で傍受され録音された可能性が高いということです。

NHKが実際に音声を確認したところ、やり取りの中に事件に関係するとみられる車のナンバーや所有者の名前などの個人情報が含まれていました。

警視庁はサイトを運営するグーグルに音声を削除するよう要請し、7日までに削除されました。

警察無線は暗号化されていて一般の人は聞くことはできないよう厳重に対策が取られています。

警視庁は、ネット上に公開された詳しいいきさつを確認するとともに電波法違反の疑いもあるとして調べています。