アジアには、1〜2万年前まで、旧人以前の原人も住んでいた。
ジャワ原人は、身長は小さめでも、プロレスラーのような筋肉と、陸上短距離選手のような
速さの脚力があった。

実は、そういう「ノンマルト」(先住者)は、日本列島にも存在した。

現在の日本人は、アフリカを出た時期が3つの異なるホモサピエンスから構成されている。
おそらく、数万年前にスンダランドから進出してきた人類が、日本人の主体となっている。

ところが、現在の日本人が住む以前には、11万年前の島根県の砂原遺跡や、
10万年前の長崎県の入口遺跡の石器を使っていた旧石器時代人がすでに居住していた。

彼らは、澎湖人や和県人のような、北京原人の血を継いだ原人に近い別種の旧タイプの人類
だったろう。 彼らを絶滅させたのが、阿蘇4やトバ火山の破局噴火だったと考えられる。

なお、澎湖人は、台湾で発見された下顎が頑丈なタイプの原人。類例が和県人
http://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/150128/lif15012808000003-n1.html
http://www.kahaku.go.jp/procedure/press/pdf/32711.pdf

19万年前以降の人類でありながら、縄文人や現代の日本人とも遺伝子を共有していない。
したがって、10〜11万年前に九州や山陰に住んでいた人類としてもっとも可能性が 高いのが、
澎湖人となる。