全日空が、来年春からハワイ便に導入予定の世界最大級の旅客機、A380型機が、ウミガメのデザインに塗装され、ドイツで、初めてメディアに公開されました。

A380型機はヨーロッパの航空機メーカー、エアバスが製造する総2階建ての世界最大級の旅客機で、全日空は日本の航空会社としては初めて来年5月から、順次、成田とハワイを結ぶ路線に導入する予定です。

全日空が購入した3機のうち最初の機体の塗装が終わり、13日、ドイツ北部ハンブルクにあるエアバスの工場で、メディアや関係者に初めて公開されました。

最初の機体は水色が基調で、ハワイで親しまれているウミガメのデザインが施されています。

座席数は520席で、現在、ハワイ便の主力である機体の2倍以上になります。また、機内には家族での利用を想定して国内の航空会社で初めて最大4つの座席をつなげられるベンチ型のシートのほか、授乳やおむつ交換ができる多目的ルームが設けられることになっています。

全日空によりますと、ハワイはリゾート地として日本人に非常に人気があるものの、日本航空に比べてハワイ便の便数は少ないということで、伊東裕取締役はNHKの取材に対し「大きな飛行機の導入で一気に、『ハワイと言えば全日空』とお客様に認められるような方向に持って行きたい」と話していました。

2018年12月14日 4時18分
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