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県内最大のイチゴ生産量を誇る西尾市で十二日、クリスマス向けの出荷が始まった。生産農家にとっては一番のかき入れ時で、JA西三河によると、二十二日ごろまでに約十五万パックが出荷される見込み。
市内では、八十九軒の農家が約十七ヘクタールの農地でイチゴを栽培。十一月から翌年五月末ごろまでが収穫期で、昨季は約九百五十トンを出荷した。今年は九月の台風で一部のハウスに被害が出たものの、十一月から十二月上旬の暖かさで、順調に苗も成長。質量ともに例年並みの収穫が期待できるという。
「あきひめ」を栽培する西尾市鳥羽町の深谷均さん(70)のハウスでは、つやつやと赤く色づいたイチゴが鈴なりに。朝から収穫作業に追われた深谷さんは「おいしいイチゴを届けたい」と話した