今年11月6日ごろ、インドネシア国籍の漁師18人は、米ハワイ州のホノルル沖で漁船を離れ、送迎用船舶で米国に入国したところ、手荷物検査で大量のフカヒレの所持が発覚。インドネシア国籍の漁師たちは、ホノルルを経由しジャカルタへ向かうところだった。
このうちの10人は、密輸容疑で米当局に身柄を拘束された。スーツケースなどの荷物13個の中からは、962個のサメのヒレが束ねられ、包まれた状態で見つかった。
当局によれば、押収されたサメのヒレは計89キロあり、闇市場で約76万円の価値があるとされる。
当局の尋問に漁師の一人は「生きたサメからヒレを切って、体を投げ捨てた。船長から指示された」と供述している。
起訴された日本人船員3人は4件の容疑がかけられており、有罪判決となった場合、最大で5〜20年の禁錮刑が科される可能性がある。
浜田水産は「(起訴に対して)弁護士を立てて回答中。簡単に言うと、こちらが知らない間に、インドネシア人の船員がサメの解体を行っていた。マグロ漁船はマグロをとるだけ」としている。
世界中でサメの乱獲が禁止となる中、アジアでのフカヒレスープの人気は高い。水産会社は外国人労働者から思わぬとばっちりを受けたのか。
2018年12月15日 17時0分
東スポWeb
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