2018年12月18日 2:00

【モスクワ=小川知世】ロシアのラブロフ外相は17日、日ロ平和条約交渉に関し、日本が第2次世界大戦の結果を受け入れてロシアによる北方領土の実効支配は合法的だと認めることが「不可欠な一歩だ」と主張した。同日出演したラジオで語った。

河野太郎外相が記者会見で北方領土問題を巡る質問に応じなかったことでは「(河野氏は)『日本の立場は変わっていないが、それを言えばロシアを挑発することになる』と述べた」との認識を示した。「日本の立場が変わっていないなら我々も同じままだ」と指摘。日本がまず大戦結果を認めることが交渉の前提だとの立場を強調した。

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