2018年12月20日 08時01分
 JR東日本八王子支社は、来年3月16日に行うダイヤ改正の同支社関係分を発表した。中央線では通勤客向けに新たに特急を運行する。南武線では夕方に、快速の本数を増やす。

 中央線では、「中央ライナー」と「青梅ライナー」を廃止し、特急「はちおうじ」と「おうめ」を新設する。ライナー券は当日しか購入できなかったが、特急化によって、乗車1か月前から予約できるようになる。東京―八王子間の特急料金は750円(チケットレスサービス利用は650円)。

 南武線では、新たに夕方の通勤通学時間帯に快速を増発する。下りは午後5〜7時台に川崎発稲城長沼行きで4本、上りは同6〜7時台に登戸発川崎行きで4本設定する。川崎―立川間の所要時間は最大で10分短縮され、49分になるという。

 一方で、中央線の特急「スーパーあずさ」の名称を廃止。「あずさ」と「かいじ」に統一し、すべての編成を昨年12月から導入を始めた最新鋭の車両「E353系」にする。快適さが向上すると同時に、下りの新宿―松本間で平均所要時間が6分短縮するなど速達性も向上する。

 また、来日外国人らに人気の富士山観光の利便性を高めるため、特急「富士回遊」を新設する。新宿と富士急行線の河口湖を毎日2往復する。

https://www.yomiuri.co.jp/economy/20181220-OYT1T50018.html