千葉市職員が子供の病気の世話をするとウソをつき、不正に休暇を取ったとして懲戒処分を受けた。この職員が休暇中に遊んでいた様子をツイッターに投稿していたことから不正が発覚した。

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千葉市職員「(千葉)市民の皆さまに多大なるご迷惑をおかけしますとともに、市政に対する信頼を著しく損ないましたことを深くおわび申し上げます」―謝罪から始まった9日の千葉市の会見。市民局に所属する37歳の主任主事の男性を停職3か月の懲戒処分にしたと発表した。その理由は…。

千葉市の規則で、職員は小学校6年生までの子供のケガや病気の世話をするときなどに、看護のための特別休暇を取得できることになっている。しかし、処分を受けた男性はこの看護休暇を遊ぶためなどに利用していた。不正はなぜ発覚したのだろうか?

事の発端は去年11月。勤務中に男性が頻繁に席を離れることを不審に思った上司が、試しにインターネットを検索。すると男性のツイッターには、子供の看護のための特別休暇を取っていた時期にもかかわらず、商業施設で遊んだり、車でドライブしたりする様子が投稿されていたという。

その他、自身の体調不良の際にも、看護休暇を取得していた男性。去年6月から11月にかけて合計9回にわたって不正に取得し、有給扱いのため、合計約10万円が支給されていた。

また、この男性には別の問題も――

千葉市職員「職務専念義務に違反しまして、勤務時間中に合計292回、64日間にわたりツイッターへの投稿を行っていた」

去年5月以降、勤務時間中にツイッターを更新していたことも発覚。

男性主任主事の投稿「少し疲れた」「高校卒業と同時に成人か」

日常のことや時事問題などについて、300回近くも投稿していた。

千葉市の市民は――

千葉市民「休んだ理由は子供が病気だからって言って遊んじゃうわけでしょ。民間のふつうのサラリーマンじゃない。だから余計に納得いかない」「看護の休暇をこれから取る人が取りづらくなるんじゃないですか」

男性主任主事は看護休暇を不正に取得した理由について、「体調に自信がなく、年次有給休暇の残り日数がなくなることへの不安があった」と述べたという。

千葉市は、有給分として支払った約10万円については、本人に全額返還させるとしている。

http://news.livedoor.com/lite/article_detail/15855217/
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