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流氷砕き前に進む「ガリンコ号」運航始まる 北海道 紋別
2019年1月10日 15時24分

北海道紋別市の流氷観光船「ガリンコ号」が、10日から今シーズンの運航を始めました。

「ガリンコ号」は、船首にあるスクリューを回して流氷を砕きながら前に進む特殊な観光船で、毎年、およそ3万人の観光客が冬のオホーツク海の景色を楽しみます。

初日の10日は紋別港で安全祈願祭が行われ、関係者およそ50人が神事を行ってシーズン中の無事を祈りました。
このあと午前9時に最初の便が出港し、ベトナム人の技能実習生など招待客およそ100人が、今シーズン最初のクルーズを楽しみました。

10日は残念ながら流氷を見ることはできませんでしたが、乗客たちは天然記念物のオオワシを写真に収めたり、記念写真を撮ったりして、楽しんでいました。

通訳を務めたベトナム人の女性は「ガリンコ号に初めて乗って楽しかった。青い海を見ることができて、いい体験になりました」と話していました。ガリンコ号の山井茂船長は「紋別でも近いうちに流氷を見ることができると思うので、多くの人に流氷を楽しんでほしい」と話していました。

気象台によりますと、陸上から肉眼で流氷が確認できる「流氷初日」は、網走市で平年並みの今月19日から24日になる見通しだということです。