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中国副主席 国交樹立40年の式典で米に協力呼びかけ
2019年1月11日 1時23分米中貿易摩擦

中国とアメリカの国交樹立40年を記念して、10日に北京で式典が開かれ、中国の王岐山国家副主席は貿易摩擦などの対立を念頭に、両国間の意見の違いは協議を通じて解決し、協力を深めるべきだと呼びかけました。

中国国営の新華社通信によりますと、ことしで中国とアメリカが国交樹立40年となるのを記念し、10日に北京の人民大会堂で歓迎式典が開かれ、中国の王岐山国家副主席やアメリカのブランスタド大使など双方から300人余りが参加しました。

この中で中国側を代表して王副主席があいさつし、この40年で両国の貿易や人の往来などが増え協力は各分野に広がっていると強調しました。

一方で、貿易摩擦などの対立を念頭に、王副主席は「双方は、主権や発展のための利益を互いに尊重し、意見の違いは協議を通じて解決することを堅持しなければならない」と訴えました。

そして、「40年がたち両国関係は再出発し、新たな現実に対応しながら双方は互いの利益を拡大し実務協力を深めていくべきだ」と呼びかけました。

王副主席をめぐっては、かつてアメリカとの貿易交渉も担当するなど外交経験が豊富で、今月スイスで開かれる世界の政財界のリーダーが集まる国際会議に出席する予定であることから、この場でトランプ大統領と会談して意見を交わすかどうかについても注目が集まっています。