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ロケット打ち上げ視察に招待 当時の担当課長を厳重注意処分
2019年1月10日 22時42分

文部科学省の汚職事件で起訴された元会社役員ら3人が、ロケットの打ち上げの視察に前局長の意向で招待されていたことについて、文部科学省は、当時の担当課長を厳重注意の処分にしました。

文部科学省の汚職事件を検証した調査チームは、平成27年にJAXA=宇宙航空研究開発機構が行ったロケットの打ち上げの視察に、この事件で贈賄の罪で起訴された元会社役員、谷口浩司被告ら3人が、前局長の佐野太被告の意向で招待されたことについて、行政の公正さが疑われる事態を招いたと指摘しました。

これを受けて文部科学省は、JAXAに対して、この3人を視察者として名簿を提出した宇宙開発利用課の当時の課長について、10日付けで厳重注意の処分にしました。

調査に対し、この課長は「先輩である佐野被告に言われたので通してしまったのかもしれない。記憶にはないが、やってしまっていたら申し訳ない」と話しているということです。

一連の汚職事件で処分された文部科学省の職員は、合わせて8人になりました。