認知症の母親の妄想を苦に殺害か

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/20190110/5070002763.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

去年8月、大分市の住宅で89歳の母親の首をひもで絞めて殺害した罪に問われている
67歳の男の裁判員裁判が始まり、男は起訴された内容を認めました。
検察は「母親が認知症で、周囲に迷惑がかかるのではないかと将来を悲観して殺害した」と指摘しました。

大分市の無職、甲斐邦彦被告(67)は去年8月、大分市の実家の住宅で
当時89歳だった母親の首を腰ひもで絞めて殺害したとして殺人の罪に問われています。

10日大分地方裁判所で始まった裁判員裁判で、甲斐被告は「間違いありません」と述べ、起訴された内容を認めました。
続いて、検察側は冒頭陳述の中で
「認知症だった母親が、父親と掃除などの手伝いに来てくれていた近所の女性が
不倫しているのではないかと妄想し、女性の自宅に押しかけて警察沙汰になるなどした。
母親が市役所に相談に行こうとする様子だったため被告が止めようとしたが、聞き入れられず、
周囲に迷惑がかかるのではないかと将来を悲観して殺害した」
と指摘しました。

一方、弁護側は
「被告は犯行が捜査機関に発覚する前に自ら通報したので自首が成立する」
と主張し、刑を軽くするよう求めました。

審理は10日を含めて3日間行われ、今月16日に判決が言い渡される予定です。

01/10 11:55