県警が弱視者向けに信号補助装置

http://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/20190111/2040001999.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

歩行者用の信号機が道路の反対側の高い位置に設置されているため、弱視の人や高齢者にとって
見えにくいという指摘があることから、和歌山県警察本部は歩行者が
近くで信号機の色を確認できる「信号補助装置」を開発し、先月から運用を始めました。

和歌山県警が開発した信号補助装置は縦が16センチ横が12センチの箱型で、
中に「赤」と「青」のLEDライトが納められています。
歩行者用の信号機が道路の反対側の高い位置に設置されているため、弱視の人や高齢者にとって
見えにくいという声を受けて県警が作りました。

補助装置は、歩行者信号の押しボタンとほぼ同じ位置の信号機の柱に取り付けられ、
道路の反対側の信号と連動して同じ色が点灯し、信号の色が見えにくい弱視の人や
高齢者が間近で信号を確認できるということです。

和歌山市の視覚障害の男性は
「この装置で横断歩道を安心して渡ることができるのでありがたいです」
と話していました。

信号補助装置は現在、和歌山市内の交差点に4台、設置されていますが、
県警では今後、利用者の声を聞きながら増設を検討していきたいとしています。

01/11 11:51