20人の焼死体、道路沿いに放置 麻薬組織の抗争か メキシコ

 (CNN)米国との国境に近いメキシコ北部のタマウリパス州で、少なくとも20人の遺体が未舗装道路沿いに放置されているのが見つかった。
 当局によると、遺体のほとんどは焼死体だった。

 連邦警察によると、遺体は9日午後、同州ミゲルアレマンの近郊で見つかった。
 近くには焼け焦げたピックアップトラック4台と、乗用車1台の残骸があった。

 メキシコのラジオ番組でタマウリパス州の司法長官が語ったところでは、この事件には犯罪組織同士の抗争が絡んでいると思われる。

 司法長官によれば、遺体の一部は軍の制服のようなベストを身に着けており、通常は軍隊でしか使われないような武器から発射されたた銃弾も近くで見つかった。

 遺体の発見現場は、麻薬や武器の違法取引や人身売買にかかわる犯罪組織同士の抗争が起きていた場所だったという。

 この現場から約90キロ西部の米テキサス州マッカレンでは、トランプ大統領が10日に国境警備隊を視察し、国境警備に関する演説を行っている。

CNN.co.jp 2019年1月11日 10時38分
http://news.livedoor.com/article/detail/15857752/