原発事故の村に乳牛戻る 8年ぶり生乳出荷 福島 葛尾村
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190111/K10011774801_1901111401_1901111436_01_03.jpg
NHK 2019年1月11日 14時36分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190111/k10011774801000.html

原発事故の影響で乳牛がいなくなっていた福島県葛尾村の牧場が復活を果たし、8年ぶりに生乳の出荷を再開しました。

福島県葛尾村にある「佐久間牧場」は東京電力福島第一原発の事故の前、多いときで乳牛およそ130頭を飼育し、一日2500リットル以上の生乳を出荷していましたが、事故のあと乳牛はすべていなくなりました。

経営者の佐久間哲次さんは去年、北海道でホルスタインを購入して事故前と同じ場所で再び酪農を始め、佐久間さんによりますと、県や村の16回にわたる検査の結果、生乳の安全が確認されて、11日、8年ぶりに生乳の出荷を再開しました。

出荷されたのは9日から11日朝にかけて絞られた600リットルで、タンクに入れられトラックで運ばれていきました。

牧場では今後、子牛が20頭前後産まれる見込みで、出荷量は徐々に増える予定だということです。

佐久間さんは「ようやくこの日が来たという思いです。これから牛たちとおいしい福島の生乳を届けていきたい」と話していました。

福島県内ではこのほか楢葉町と川俣町山木屋地区の避難指示が解除された地域でもすでに生乳の出荷が再開されています。


関連
【原発事故・浪江町長】闘う町長、記者に遺言 原発事故「死者いない」は間違い
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1547159544/
【福島第一原発事故】ヨウ素剤配布も3分の1以上服用せず
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1547131212/
【放射能】東大教授ら論文修正へ 原発事故による住民の被曝量、実際の約3分の1と記載「計算プログラムのミス。意図的な不正ではない」
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1546945795/
【原発事故、過小評価だった?】原発事故の被ばく量を過小評価 東大名誉教授らが論文修正へ
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1546940244/