日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長は11日、2020年東京五輪・パラリンピック招致に絡む汚職疑惑でフランスの司法当局が訴訟手続きに入ったとの報道を受け、「起訴されているわけでもないし、拘束されているわけでもない」と語った。

 東京都内でテレビ朝日ビッグスポーツ賞の表彰式に出席した後、報道陣の取材に応じた。

 竹田氏は「昨年12月に担当判事のヒアリングに協力したのは事実」と述べ、フランス当局の事情聴取を受けていたことを明らかにした。その上で「新しいことは全くない。何も変わっていない。いずれ分かりますから」と話した。

 竹田氏はその後、JOCを通じてコメントを発表。竹田氏が理事長を務めていた招致委員会からシンガポールのコンサルタント会社「ブラック・タイディングズ」社に金銭が振り込まれた件については、「コンサルタント契約に基づき正当な対価を支払ったものであり、贈賄に当たるような不正は何も行っていないことを説明した」とし、「疑念を払拭(ふっしょく)するために今後とも調査に協力する」とつづった。 

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