そうやって歳を重ねて愕然とするんだよ
「自分は一体何をしてきたのだろう」と
強がりはやがて寂しさに取って代わり
虚勢は弱気の渦に飲まれて悲しみの涙に取って代わる
どんな高尚な理念や理屈を並べ立てたところで
イブの夜に街中ですれ違う同年代の手を繋いだ家族連れの笑顔や愛や温もりの前には風前の灯だ
一体何と戦ってきたのか
どこかに理想郷があるとでも思っていたのか
信じていたこと自体が実は愛されない孤独な現実から逃げるためにすがりついていた影ではなかったのか

結婚は果たして幸せか?に問題をすり替え考えることは無意味だよ
「愛されない孤独な自分は不幸」
独身はその現実とまず向き合わないと何も始まらないだろ