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アメリカの消費者物価 9か月ぶりに0.1%下落
2019年1月11日 23時26分

アメリカの先月の消費者物価は、前の月と比べて0.1%の下落と、ガソリン価格の大幅な値下がりの影響で9か月ぶりの下落となりました。

アメリカ労働省が11日に発表した先月の消費者物価は、前の月と比べて0.1%、下落しました。
これは市場の予想とほぼ同じ水準で、去年3月以来、9か月ぶりの下落となりました。

分野別に見ますと、家賃や医療サービスなどは値上がりしている一方、ガソリンが7.5%の大幅な値下がりとなっています。

また、消費者物価から、価格の変動が大きい食品やエネルギーを除くと、前の年の同じ月と比べて2.2%の上昇となりました。

アメリカ経済が減速するという見方が広がる中、物価の上昇の勢いもやや弱まっていることから、中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は、追加の利上げを急がなくてもよいとして、当面、景気に配慮する姿勢を続けることになりそうです。