武庫川の河口にイルカの群れ出現−。
兵庫県尼崎市内の渡船業者のスタッフが10日朝、約10頭の群れで泳いでいるイルカを目撃し、撮影した。

神戸市立須磨海浜水族園でイルカ飼育を担当する古田圭介学芸員(41)は「太平洋に多いバンドウイルカかミナミバンドウイルカではないか」と分析。
ただ、「これだけの群れが、陸に近い場所で目撃されるのは非常に珍しい」と話している。

「武庫川渡船」(尼崎市平左衛門町)のスタッフ守田成希さん(41)によると、同日午前10時ごろ、西宮浜沖約3キロにある防波堤「武庫川一文字」に船で釣り客を迎えにいく途中、武庫川河口沖約2キロの地点で、約10頭のイルカの群れを見つけた。

守田さんは「ふだんこの付近で、1、2頭を見たことはあるが、10頭も群れているのは過去数十年間で初めて」と話している。
イルカは背びれを見せながら船に並走するような動きを見せ、約1時間後に姿を消した。

(写真)群れをなして泳ぐイルカ=西宮浜沖(武庫川渡船提供)
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