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拳銃や実弾持ち込み 米からの航空機で相次ぐ 乗客や乗務員
2019年1月11日 19時56分

先月から今月にかけ成田空港に向けて運航したアメリカの航空会社の便で乗客や乗務員が相次いで拳銃や実弾を機内などに持ち込んでいたことが分かり、国土交通省はアメリカ運輸保安局に原因の究明と再発防止を求めています。

今月3日、アメリカのアトランタから成田空港に向かっていたデルタ航空295便にアメリカ人の女性客が実弾が装填(そうてん)された拳銃1丁を誤って持ち込み、みずから申告して機内で回収されました。

また、その2週間余り前の先月14日にはアメリカン航空60便の50代の副操縦士がバッグの中にライフル銃の実弾、20発を所持していたことが出国前に成田空港で行われた保安検査で分かりました。

警察によりますと、副操縦士は「去年9月ごろアメリカで狩猟に使い、バッグの中に入れたまま失念していた」と説明したということです。警察は実弾を没収したうえで任意で詳しいいきさつを調べることになり、副操縦士はその後、予定どおり乗務に当たりました。

いずれのケースもアメリカでの搭乗前の保安検査が不十分だったとみられ、国土交通省は「保安上、重大な問題だ」としてアメリカ運輸保安局に対して原因の究明や再発防止を求めています。