14日は成人ならぬ性神の日?! 平清盛ゆかりの温泉が奇妙なイベント
1/11(金) 23:06配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190111-00000026-kobenext-l28
 平清盛ゆかりの湯として親しまれ、2015年には廃業の危機に見舞われたこともある湊山温泉(神戸市兵庫区)が、
1月14日の成人の日に合わせて奇妙なイベントを開催する。その名も「珍々風呂」。
どこかで見たような形の丸太を湯船に浮かべ、利用者を迎えるという。ピンチを乗り越えた湊山温泉は、一体どうしてしまったのか。
店長の阿部大さん(46)に真意を尋ねると、「え、性神(せいじん)の日ですもん」などと意味不明なことを口走り始めた。
以下、一問一答をお届けしたい。(黒川裕生)

 −こんにちは。4年前の廃業騒ぎを取材した記者です。復活初日には、密着記事も書きました。

 「お久しぶりです」

 −このイベントはどういうおつもりなんでしょうか。そもそも「珍々」はどう読めば?

 「廃業を救ってくれた運営会社の方針で、あれから日替わりでいろんなイベントを仕掛けるようになりました。
いつ来ても楽しめる温泉を目指しています。今回のイベントも、その流れで決まりました。
『珍々』はそのまま『珍々』とお読みください。有り体に申し上げれば、男性器です」

 「テーマは風呂屋にできる少子化対策です。国の施策はどれもふがいないものばかりで、もう任せておけません。
子孫繁栄、そして世界平和を願い、私が心を込めて彫りました。珍々は全部で6本。男性風呂、女性風呂に3本ずつ浮かべます。
触るなり、なでるなり、優しく扱ってほしいですね」

 −イベント告知の反響は。

 「心配しましたが、この木を見せるとみなさん大笑いしますよ。多分大丈夫です。
それと誤解しないでいただきたいのですが、決してふざけているだけではありません。生殖器崇拝はとても長い歴史があるんです。
さまざまな宗教が確立する前から世界中に存在したと言われており、日本にも性器に似た岩がまつられたりしている所は多いんですよ」

 −そうですか。あと珍々の形が妙にリアルですね。

 「やはり気づかれましたか。私は実は美大出身で、学生時代は彫刻にもずいぶん熱中したものです。
資料を参考にしながら、細部までクオリティーを追求しました。どんな資料を見たのかは聞かないでください」

 −イベントは12〜14日ですよね。終了後は?

 「入り口やカウンターに飾ろうと思っています。最近はみんなSNSのネタにいろんな写真を撮りますよね? 
温泉に来て珍々があれば絶対に撮るでしょう。インスタ映えを狙いたいですね。
『珍々温泉』としてブレークしてしまうかもしれません」

 −なるほど。ご自愛ください。