オリンパスは11日、「物言う株主」として知られる米ファンド「バリューアクト・キャピタル・マネジメント」から取締役を受け入れると発表した。物言う株主を取締役として迎えるのは、日本企業では極めて珍しい。
市場では、経営改革が進むとの期待が膨らみ、オリンパスの株価は一時、前日終値より11%上昇した。

 オリンパスは、同社株を5%保有する筆頭株主、バリューアクトからロバート・ヘイル氏を取締役に迎える人事案を6月開催の株主総会で提案する。竹内康雄副社長が4月1日付で社長兼最高経営責任者(CEO)に昇格することも発表した。

 バリューアクトは2000年に米サンフランシスコを拠点に設立され、米マイクロソフトなど40社以上に取締役を派遣した実績があるという。
竹内氏は記者会見で、ヘイル氏を取締役に据える理由について、「株主の視点を取り込み、グローバル資本市場やヘルスケア業界における経験と知見を活用できる」と話した。

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「物言う株主」から取締役受け入れ…オリンパス
2019年1月12日 09時06分
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20190112-OYT1T50012.html