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戦争で被弾し帰還した負傷兵から摘出された銃弾や砲弾の破片

 陸軍病院を前身とする北九州市小倉南区の国立病院機構小倉医療センターで、戦争で被弾し帰還した負傷兵から摘出された銃弾や砲弾のかけらなど約250点が見つかった。
関係者らは「傷痍(しょうい)軍人の苦しみや戦争の悲惨さを表す貴重な資料だ」と語る。

 同センターによると、2018年9月に新築棟へ引っ越す際、旧外来棟2階にあった医局倉庫内で、白い布を掛けて片隅に積んであった11個の木箱が見つかった。

 「上海事変戦傷者摘出弾」などと記した木箱の中は細かく仕切られ、長さ4センチほどの銃弾から幅約5ミリ…

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負傷兵、250のうめき 日中戦争期の摘出銃弾類 国立・小倉医療センター 
毎日新聞 2019年1月12日 12時47分(最終更新 1月12日 12時48分)
https://mainichi.jp/articles/20190112/k00/00m/040/112000c