日産自動車(7201.T)は、執行役員でチーフ・パフォーマンス・オフィサー(CPO)を務めていたホセ・ムニョス氏が辞職したと明らかにした。同氏は会社法違反(特別背任)罪などで追起訴されたカルロス・ゴーン前会長の側近で、1週間前に通常業務から離れたことが公表されていた。

ロイターはこれに先立ち、日産がゴーン氏を巡る社内調査を拡大し、ムニョス氏が米国で下した決定事項についても調べているとする関係筋の話を伝えていた。

ムニョス氏は、主要7地域の事業と同社の重点市場である中国事業を統括し、CPOとして収益性などの責任者を担っていた。2004年に欧州日産へ入社し、09年にメキシコ日産の社長を務めた後、12年以降は北米事業を長く担当していた。昨年4月から中国を担当。ゴーン前会長からの信任が厚かった。

ソース/ロイター
https://jp.reuters.com/article/nissan-ghosn-probe-munoz-idJPKCN1P52IF