北海道に17年ぶり欧州直行便 フィンエアーが千歳・ヘルシンキ間就航へ


 北欧大手フィンエアー(フィンランド航空、本社ヘルシンキ)は12日、
新千歳(北海道千歳市)とヘルシンキ両空港を結ぶ路線を今年12月に
就航させると発表した。道内と欧州をつなぐ直行便は2002年に
KLMオランダ航空がアムステルダム線から撤退して以来17年ぶり。

 北海道庁や道内経済界は欧州各国からの観光客増加や経済交流拡大に向け、
欧州路線の復活を求めてきた。ヘルシンキ線は当面、今年12月15日から
来年3月27日まで、週2往復とする。月曜・金曜の午前11時35分に新千歳を
出発し、午後2時10分にヘルシンキ着、木曜・日曜の午後5時5分に
ヘルシンキを出発し、翌日午前9時に新千歳に到着する。

 同社は成田、中部(名古屋)、関西、福岡の4空港に就航しており、
新千歳に就航すると欧州系航空会社では日本への運航便数が最多規模に
なるという。同社はスキーなどウインタースポーツや温泉などを楽しめる
観光地として北海道の人気が高いとし、担当者は「成長が見込める市場」
とコメントしている。


毎日新聞【日下部元美】(2019年1月12日 20時06分、最終更新 1月12日 20時07分)
https://mainichi.jp/articles/20190112/k00/00m/020/191000c

今年12月に新千歳空港に就航するフィンエアーのエアバスA330(同社提供)
https://cdn.mainichi.jp/vol1/2019/01/12/20190112k0000m020190000p/0c8.jpg