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金沢医科大 不適切入試で不合格の9人を追加合格 4人入学へ
2019年1月12日 14時01分医学部入試

一部の受験生を優遇する不適切な対応などがあったと国から指摘されていた石川県の金沢医科大学は、おととし実施した推薦入試と去年の編入試験で合格基準を上回りながら不合格にした9人を追加合格とし、入学の意思を示した4人を来年度入学させることを決めました。

石川県内灘町にある金沢医科大学は、おととし実施した推薦入試や去年の編入試験で、地元の受験生を優遇するなどした結果、合格基準を上回っていた一部の受験生を不合格にしていたとして、文部科学省から不適切だと指摘を受けました。

これを受けて金沢医科大学は不合格とした受験生への対応を検討し、推薦入試8人と編入試験1人の合わせて9人を追加合格とし、入学の意思が確認できた4人を来年度、1年生として入学させると発表しました。

一方、ことしの入試の募集定員は、追加合格者の分を減らすと受験生に不利になるとして、文部科学省が臨時で認めた措置により当初のまま据え置き、来年の募集から最大6年間かけて減らすということです。

金沢医科大学の神田享勉学長は「来年度以降の入学試験については、全国医学部長病院長会議から示された規範などを順守し、より透明かつ公正に実施していきたい」としています。