https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190112-00050113-yom-pol

政府は、敵のレーダーや通信を無力化する「電子攻撃機」を開発する方針を固めた。
自衛隊の輸送機や哨戒機に強力な電波妨害装置を搭載する。電子戦能力を向上させている
中国やロシアに対処する狙いがある。複数の政府関係者が明らかにした。

電子攻撃機の開発は、昨年12月に閣議決定した防衛計画の大綱の内容を具体化するものだ。
大綱は「(日本への)侵攻を企図する相手方のレーダーや通信等の無力化」を可能にする態勢の
強化を掲げており、自衛隊は来年度から開発に向けた作業を本格化させる。

具体的には、航空自衛隊の輸送機「C2」と海上自衛隊の哨戒機「P1」に電波妨害装置を
搭載した型を開発する方向だ。C2を基にした機種は2027年度の導入を目指している。
P1については開発スケジュールを含めて検討する。