竹島と尖閣、位置に誤り 防衛白書巻末図、20年間
2019年1月13日 朝刊
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 防衛省が毎年発行する「防衛白書」で約二十年間にわたり、巻末図の竹島と尖閣諸島の位置が実際とは大きく異なる位置に示されていたことが、愛知大の近藤暁夫准教授(38)=地理学=の調査で分かった。
防衛省は「あくまでイメージ図なので地図ではなく、誤りとは言えない」としつつも、二〇一八年版で位置を修正した。

 誤りがあったのは、巻末に掲載された「主要部隊などの所在地」。日本地図上に陸海空自衛隊の基地や活動拠点を示している。
一九九七〜二〇一七年版で、竹島(島根県)と尖閣諸島(沖縄県)がそれぞれ北西に百キロほどずれた場所に記載されていた。近藤准教授は、一九七〇年刊行の初版以降すべての白書を調査して論文をまとめ、昨年三月発行の学内誌に掲載した。
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