パソナグループが11日発表した2018年6〜11月期連結決算は、純利益が前年同期比34%増の6億3100万円だった。転職支援などの人材紹介事業が人手不足の追い風を受けて順調。主力の派遣事業も貿易事務など専門性が高い職種で好調だった。

福利厚生代行サービスも伸びた。人手不足に悩む中小企業などが社員向け福利厚生サービスを拡充する動きから、子会社のベネフィット・ワンなどの収益が改善した。

売上高は9%増の1646億円だった。17年8月に買収した子会社が押し上げた。

19年5月期通期は売上高で前期比10%増の3430億円、純利益で24%増の16億円とする従来予想を据え置いた。

2019/1/11 20:30
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO39925040R10C19A1DTC000/