■「サブウェイ」FC店運営会社が破産

 サンドイッチチェーン「サブウェイ」のフランチャイズ(FC)店を首都圏を中心にピーク時に約20店を展開していたエージー・コーポレーションが1月16日に東京地裁から破産開始決定を受けたと東京商工リサーチが同日に報じた。エージー・コーポレーションはサブウェイの他にチーズケーキチェーンなどを展開していたが、厳しい経営が続いていたという。サブウェイの不採算店の見直しを行い、1月上旬までにサブウェイFC店を9店にまで縮小するなど業務の改善を図ったものの、資金繰りが限界に達し今回の措置に至ったとしている。

 今回の破産はサブウェイの苦境を如実に物語っている。サブウェイの国内店舗数は激減している。2014年の夏には約480店あったが、その後は減少が続き、現在約280店にまで減っている。4年半で約200店も減ったかたちだ。筆者は昨年5月に約310店展開していたことを確認しており、それからさらに減っているので、店舗数の減少が現在も続いていることがわかる。閉店ラッシュが止まらない。

 日本でサブウェイを運営する日本サブウェイの業績は厳しい状況にある。決算公告によると、17年12月期の当期純損益は1435万円の赤字だった。16年12月期に5047万円の赤字、15年12月期に4863万円の赤字を計上しており、当期純損失の計上は3期連続となる。

 サブウェイはアメリカに本社を置き、世界で4万2000店以上を展開する世界最大の飲食チェーンだ。店舗数ではマクドナルドに優っている。日本では1992年に1号店が誕生した。サントリーホールディングス(HD)が米サブウェイからマスターフランチャイズ権を取得し、日本サブウェイを通じて運営を開始している。なお、16年にサントリーHDのフランチャイズ権が切れ、18年にサントリーHDは日本サブウェイとの資本関係を解消している。

 日本のサブウェイは野菜が多くとれることを売りとしている。日本サブウェイは08年から「野菜のサブウェイ」のスローガンを採用し、それを前面に出してアピールしてきた。これが奏功し、健康に気を使う女性を中心に支持を集めることに成功した。こういったことが原動力となり、10年から14年にかけて店舗数は倍増している。しかし14年を境に伸びが止まり、以降は不採算店を中心に店舗の閉鎖を進め、店舗数は減少の一途をたどっている。

 サブウェイが苦戦している理由はいくつか考えられる。日本ではサンドイッチを外食で主食として食べる習慣がなく、日本サブウェイはそういった習慣を根づかせることができなかった。価格の高さや商品提供の遅さ、注文の難しさなどがそれを阻んでいると指摘されている。筆者もそう指摘してきた。他にも理由があり、これら以外では「店舗の老朽化」が大きいだろう。

■サブウェイではくつろげない?!

 サブウェイは多くの店舗で老朽化が目立っている。そういった店舗では入店するのを躊躇させる雰囲気があり、内装はおしゃれな感じはなく、ゆったりできる雰囲気もない。席と席の間が近く窮屈な印象もある。カフェ的な雰囲気は薄く、メインターゲットの女性客がくつろぐことができない店舗が多いように思える。

 今回破産となったエージー・コーポレーション運営の「サブウェイ南青山外苑前店」(東京・港)を訪れてみたが(すでに閉店)、やはり老朽化が目立っていた。壁の色はあせ、店内の席間は狭く窮屈な印象があった。同店の数軒先には「スターバックスコーヒー南青山2丁目店」(東京・港)があるが、こちらと比べるとどうしても見劣りしてしまう。スタバもサンドイッチを販売しており、競合度は低くはないだろう。いずれにせよ、サブウェイ南青山外苑前店が敬遠されてもおかしくないように思えた。

 閉店した「サブウェイ代官山店」(東京・渋谷)も同様だ。軒先のテントや看板は雨染みの汚れが目立っている。筆者は同店が閉店する前に何度か同店の前を通ったことがあるが、その時から軒先のテントや看板の状態は変わっていない。同店が立地する代官山はおしゃれな店が多いことで知られているが、サブウェイ代官山店はその中でも外観の悪さが目立っていたように思う。店内もやはり老朽化と席間の狭さが目立っていた。

 以下ソース先で

1/17(木) 11:00
https://news.yahoo.co.jp/byline/satomasashi/20190117-00111414/
https://rpr.c.yimg.jp/amd/20190117-00111414-roupeiro-000-17-view.jpg

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