北日本で大荒れの天気 北海道は猛吹雪のおそれ 交通に影響も
2019年1月24日 5時33分気象
急速に発達する低気圧の影響で、24日は北日本で大荒れの天気になり、特に北海道では、車の運転が難しくなるような見通しのきかない猛吹雪となるおそれがあります。気象庁は、猛吹雪や吹きだまりによる交通への影響などに警戒するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、低気圧が急速に発達しながら北海道付近を通過している影響で、北海道を中心に雪や風が強まっているところがあります。
北日本では、24日、雪を伴って非常に強い風が吹く大荒れの天気となる見込みで、特に北海道では、車の運転が難しくなるような見通しの全くきかない猛吹雪になるおそれがあります。
24日の最大風速は、北海道で23メートル、東北で20メートル、最大瞬間風速は30メートルから35メートルに達すると予想されています。
また、北海道を中心に湿った雪が降って大雪になるところがある見込みで、25日朝までの24時間に降る雪の量は、北海道の多いところで60センチと予想されています。
海上は波が高く、大しけや、しけとなる見込みで、25日にかけての波の高さは北海道で6メートル、東北で5メートルと予想されています。
気象庁は、猛吹雪や吹きだまり、大雪による交通への影響や、暴風、高波に警戒するよう呼びかけています。
欠航なしも今後に注意
航空各社によりますと北海道内の各地を発着する空の便は、24日午前5時の時点で雪の影響で欠航を決めている便はありませんが、天候が悪化した場合欠航が出るおそれがあるとして、ホームページなどで最新の情報を確認するよう呼びかけています。
釧網線や花咲線運転見合せ
JR北海道は、雪のため運転に影響が出るおそれがあるとして24日は釧路と網走を結ぶ釧網線と、釧路と根室を結ぶ花咲線で終日、運転を見合わせます。
また、石北線の上川と網走の間でも始発から午後5時ごろまで運転を見合わせます。JR北海道によりますと24日すでに運休が決まっている列車は合わせて65本となっていて、雪の状況しだいではさらに本数が増えるおそれがあるとして、最新の運行状況を確認するよう呼びかけています。