いじめ自殺で母親が加害生徒の氏名開示要請

 新潟県新発田市の市立中2年の男子生徒が平成29年6月にいじめを訴えて自殺した問題で、母親は28日、加害生徒の氏名を明らかにするよう市教育委員会に申し入れた。

 遺族側はこれまでも開示を求めていたが、市教委は個人情報の保護を理由に応じていない。
 申し入れ書では「加害者が誰かも分からなければ、何が自殺の背景にあったか分からないままに等しく、納得できない」と強調。
 母親は申し入れ後、報道陣に「加害者を守っているとしか思えない」と市教委を批判した。

 市教委の第三者委員会は昨年10月、「自殺の原因はいじめにあると推定できる」との報告書をまとめたが、加害者の氏名は明らかにしていない。

 生徒は29年6月25日早朝、自宅敷地内の作業小屋で首をつっているのが見つかった。

産経新聞 2019.1.28 17:50
https://www.sankei.com/life/news/190128/lif1901280035-n1.html