ロボット掃除機「ルンバ」で知られる米アイロボットは、自動で芝を刈り充電も自らする家庭用の芝刈り機「テラ」を発表した。年内にドイツで発売するほか、米国でも試験販売する。日本で発売するかどうかは明らかにしていない。

 ホンダは2012年にロボット芝刈り機「ミーモ」を発売し、日米欧で累計約5万7000台を販売。スウェーデンの農林・造園機器大手ハスクバーナも競合製品を展開しており、欧米の芝生を舞台に火花を散らしそうだ。

 テラは芝を刈る周囲に通信機能を持つ標識を設置し、動く範囲を決める。電池の残量が低下すると充電機器に自ら接続するほか、スマートフォンの専用アプリを使って芝の長さや運転時間も調整できる。価格は今後発表する。

 ミーモは芝を刈る範囲にワイヤを張り巡らせる仕組み。障害物に当たると方向転換する機能があり、25度の勾配まで上れる。

 ホンダはサッカーJ3ガイナーレ鳥取を運営するSC鳥取(鳥取県米子市)が行っている休耕地を使った芝生生産事業に協力。芝生管理にミーモが活用されている。(共同)

毎日新聞2019年2月8日 21時55分(最終更新 2月8日 23時07分)
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