天体は「二つの平たいパンケーキ」? 冥王星の先で米探査機観測


 米航空宇宙局(NASA)は8日、無人探査機ニューホライズンズが1月に
撮影した天体ウルティマトゥーレは、大小二つの球からなる「雪だるま」状と
みられていたが、新たに届いた観測データを分析した結果、平べったい
「パンケーキ」が二つくっついたような形とみられると発表した。

 NASAのチームは「こんな形の天体は太陽系で見たことがない。
どうやってできたのか、新たな謎だ」としている。

 全長約30キロのウルティマトゥーレは冥王星よりも先にあり、探査機が
訪ねた最も遠い天体。探査機は1月1日に3500キロまで接近し、現在は
さらに遠くへと飛行を続けている。


毎日新聞(2019年2月9日 15時18分、最終更新 2月9日 15時18分)
https://mainichi.jp/articles/20190209/k00/00m/040/130000c

無人探査機ニューホライズンズが撮影した天体ウルティマトゥーレ
(NASA提供・共同)
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