(CNN)米コネティカット州グリニッジでスーツケースの中から見つかった遺体の身元が判明した。被害者の女性は行方不明になる前、「だれかに殺される」とおびえていたことが10日までに分かった。

遺体は5日に発見された。6日には、現場から20キロ余り離れたニューヨーク州ニューロシェルのアパートに住むバレリー・レイエスさん(24)と判明した。

レイエスさんはしばらく前からこのアパートで一人暮らしをしていたが、最近不安を訴えるようになり、一人になるのを恐れていたという。母親のノーマ・サンチェスさんがCNN系列局に語ったところによると、極度におびえた声で電話があり、殺されると話していた。

警察によると、レイエスさんは先月29日の朝から行方が分からなくなった。3年ほど前から勤めていた書店にも姿を見せず、家族らがソーシャルメディアなどで情報を求めていた。ニューヨーク市警も先週、ツイッターにレイエスさんの写真を投稿して情報提供を呼び掛けていた。

遺体は手足を縛られた状態でスーツケースに詰められ、道路わきに放置されていた。スーツケースを発見した道路作業員の1人が、遺体と現場の写真を撮ったとして休職処分を受けている。

警察は8日にレイエスさんのアパートを捜索したとみられる。9日の時点で死因などは発表されていない。検視結果の報告が出るのは、2カ月ほど先になる可能性があるという。

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