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中央アルプスで滑落相次ぎ男女2人死亡 長野
2019年2月10日 18時21分

長野県内では9日から10日にかけて中央アルプスで滑落事故が3件相次ぎこのうち宝剣岳で仲間と登山をしていた大阪府の男性など男女2人が死亡しました。

中央アルプスの宝剣岳では9日の正午前、大阪茨木市の小谷部明さん(47)が標高2931メートルの山頂付近で滑落しました。小谷部さんは10日午後、県警のヘリコプターで救助されましたがその後、死亡が確認されました。

警察によりますと小谷部さんは仲間の男性2人とともに2泊3日の予定で、9日から山に入って登山をしていたということで、仲間の男性は滑落当時、強い風が吹いていたと話しているということです。

このほか、標高2734メートルの中央アルプスの仙涯嶺では10日午前8時ごろ、5人で登山をしていた安曇野市の無職、西田由香里さん(44)が、登山道から滑落し、搬送先の病院で死亡が確認されました。

これらの事故を含め中央アルプスでは9日から10日にかけて滑落事故が3件相次いでいて、警察は事故の詳しい状況を調べるとともに「天候や登山道の条件が悪いときには引き返すようにするなど安全な登山を心がけてほしい」と呼びかけています。