児童虐待事件が後を絶たない中、大阪府警捜査1課は7日までに、当時2歳の長女に暴行を加えて死亡させたとして、
傷害致死罪で起訴された父親で職業不詳の今西貴大容疑者(30=大阪府寝屋川市)を、強制性交致傷と傷害の疑いで再逮捕した。
調べに対し「一切心当たりがない」と容疑を否認しているが、事件当時を知る近隣の住人が「異常としか言えない」と、今西容疑者の父親らしからぬ様子を証言した。

再逮捕容疑は2017年11月、当時住んでいた大阪市東淀川区の集合住宅周辺で長女に暴行し左脚を骨折させ、同12月に自宅で性的暴行を加えてケガを負わせた疑い。
長女は同月、暴行を加えられ急性硬膜下血腫などの重傷を負い、死亡した。
昨年11月に殺人容疑で逮捕され12月に傷害致死傷罪で起訴された今西容疑者だったが、同月に保釈。記者会見で無罪を主張していた。

事件時の様子についてある近隣住民は「救急車呼んだ時、嫁さんのほうは『子供を助けて!!』って叫んでたけど、旦那は知らんふりしてるんか、出てこんかった。
近所の人が“何があったんか?”と様子を見に行ったら、家の中は散らかり放題で、女の子が顔が真っ白で倒れてたから『死んでる』って思ったらしい」と振り返る。

大阪府警捜査1課によると、今西容疑者は17年9月に妻と結婚。同12月に妻の実子である長女と養子縁組した。

「17年の8月に(集合住宅が)新築された時に入居してきた。夫婦ともに茶髪でヤンキーっぽい雰囲気で、車が2台あったけど、
どっちも名古屋ナンバーやから目立ってた。嫁さんの方は車でチョロチョロ出かけてたけど、後から聞いたら、パチンコ行ってたみたいやね。
雨戸がいつも閉めっぱなしで、ほとんど外出しない。保育園に行かせてる感じもなかった」(前出近隣住民)

今西容疑者は再逮捕前に「公園で娘が脚が痛いと言ったらヒザにヒビが入っていた。
なぜか分からない」と説明したが、複数の医師がケガは加害行為によるもので虐待があったと指摘。府警は再逮捕に踏み切った。


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2019年02月08日 17時00分