国営タス通信(TASS)は、非常事態省報道官の発言として、子どもたちが10日夜にモスクワ近郊のラメンスコエ(Ramenskoye)空港に到着したと伝えた。
子どもの権利に関するロシア政府の特命大使アンナ・クズネツォワ(Anna Kuznetsova)氏によると、子どもたちの年齢は4〜13歳で、ルーツはロシア10地域にまたがっているという。
昨年12月末にも、ロシア人の子ども30人がモスクワに送還されている。
ISは2014年にイラクの広範囲を支配下に置いた。ロシア政府は先月上旬、10歳未満のロシア人の子ども115人がいまだにイラクに残っていると発表している。
また、ロシア・チェチェン(Chechnya)共和国の指導者ラムザン・カディロフ(Ramzan Kadyrov)首長の側近は昨年11月、イラクとシリアに残っているロシア人妻と子どもは「およそ2000人」だとの推計を明らかにした。
これまでにロシアに帰国した女性と子どもは100人ほどで、多くはカフカス(Caucasus)地方の出身者だ。
ロシア連邦保安局(FSB)は昨年、海外に渡航し「テロリスト側に属して」戦闘に参加したロシア人は約4500人に上ると発表している。
2019年2月11日 15:52
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