インドネシア東部パプア州の警察署で、警察官が巨大な蛇を使ってパプア人男性を「尋問」する様子を撮影した動画がネット上に拡散。人権団体などからの抗議を受け、警察署長が「ふさわしくない方法だった」と謝罪した。ロイター通信が伝えた。

映像では後ろ手に縛られ、首に蛇を巻き付けられた男性に対し、捜査員が蛇の顔を押しつけながら、携帯電話の盗難について質問。「何回盗んだ」との質問に「2回だけ」と答える様子などが記録されている。

同州ジャヤウィジャヤ警察のスワダヤ署長は謝罪文を発表し、「蛇は毒のない種類で人に慣れていた」と釈明した。

パプア地方ではインドネシアからの分離独立を求める小規模な武力闘争や非暴力の住民運動が続き、治安部隊による人権侵害が繰り返し報告されている。パプア問題に詳しい弁護士は「パプアでの蛇を使った『拷問』は初めてではない」としている。

毎日新聞 2/11(月) 18:20
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