朴槿恵(パク・クンヘ)前大統領の支持者らがソウル都心の複数の会場で「太極旗集会」を開き、韓国政府に対し「今も刑務所に服役中の朴槿恵(パク・クンヘ)前大統領を3・1節の特別赦免で釈放せよ」などと求めた。

集会はいずれも9日午後1時から6時ごろまで続いた。会場はソウル駅前広場や徳寿宮大漢門前などで、いずれも光化門広場から2キロ以内と互いに比較的近い場所ばかりだった。集会を主催したのは「朴槿恵前大統領釈放運動本部」「朴槿恵前大統領救命総連盟」など保守系の8つの団体で、参加者数は警察による推計で7000人ほどだった。

参加者らは手に太極旗(韓国の国旗)を持ち「現政権は朴前大統領の釈放を妨害している」「現政権が梁承泰(ヤン・スンテ)前大法院長(最高裁長官)の身柄を拘束させ、司法を掌握するのも釈放を妨害するためだ」などと主張した。さらに2年前の大統領選挙で世論操作を行ったとして拘束された金慶洙(キム・ギョンス)慶尚南道知事にも言及しながら「前回の大統領選挙も操作されていた」などとも主張した。

一方の光化門広場では午後5時から金慶洙知事支持者らによる「拘束糾弾集会」が行われていたが、太極旗集会参加者の一部はこれに対抗するため光化門広場に移動し、拡声器付きの車両を使って「金慶洙の拘束は当然だ」「大韓民国はキャンドル共和国ではない」などと叫んだ。ただし直接のもみ合いなどはなかった。

2019/02/11 09:11
朝鮮日報
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