大阪市保健所は11日、「あべのハルカス」(同市阿倍野区)のあべのハルカス近鉄本店の同じ会場で働いていたアルバイトの20代女性2人がはしかを発症したと発表した。2人は販売員をしており、保健所は不特定多数の客らと接触したとみて注意を呼び掛けている。医療機関で治療し重症ではない。感染源は不明。

保健所によると、2人は近鉄本店ウイング館9階のバレンタインフェア会場で別の店でそれぞれ接客。1人は発熱した3日当日と5日、もう1人は発熱前日の5日と8日に出勤した。2人とも10日に陽性と判明した。はしかの潜伏期間は10〜12日程度とされる。

また京都市保健所は11日、同市の友人を訪ねていた東京都の男性会社員(31)がはしかを発症したと発表した。京都市内の病院に入院中。

保健所によると、男性は1月22〜25日にカンボジアを旅行。2月6日に発熱し、7日に都内の医療機関を受診したが、はしかとは診断されなかった。京都市を訪れた9日夜、発疹に気づき同市内の病院を受診、市の検査で陽性が確認された。(共同)

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