行方不明になっていた東京の女子大学生が殺害され、先月、茨城県内の畑で見つかった事件で、殺人の疑いで再逮捕された35歳の男は「車の助手席に座る女子大学生の口をふさいで殺害した」と供述していることが、捜査関係者への取材でわかりました。

去年11月から行方不明になっていた東京・葛飾区の大学生、菊池捺未さん(当時18)が、先月31日、茨城県神栖市の畑で遺体で見つかった事件で、警視庁は神栖市の無職、廣瀬晃一容疑者(35)を殺人の疑いで再逮捕し、12日検察庁に送りました。

これまでの調べで、廣瀬容疑者は、神栖市内の農道にとめた車の中で女子大学生を殺害した疑いが持たれていますが、その後の調べで、「助手席に座る女子大学生の口をふさごうとしたところ、『何をするの』と抵抗された。それでも口をふさいで殺害した」などと供述していることが捜査関係者への取材でわかりました。

車内からは、窒息死した際にみられる痕跡も検出されたということです。

遺体の遺棄についても「近くにあった棒で土をやわらかくして板ですくい取って穴を掘った」と具体的に供述しているということです。

警視庁は、インターネットの掲示板を通じて知り合った女子大学生を誘い出し、初めて会ったその日に殺害したとみて調べています。

2019年2月12日 12時02分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190212/k10011811851000.html
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190212/K10011811851_1902121155_1902121202_01_02.jpg