12日から13日朝にかけて首都圏の各地で火事が相次ぎ、東京、埼玉、栃木で合わせて5人が死亡しました。
12日夜9時半すぎ、東京 品川区豊町の木造2階建ての住宅から火と煙が出ているのを近所の人が見つけ、消防などに通報しました。
消防車など24台が出て、火はおよそ1時間半後に消し止められましたが、この住宅の1階と2階合わせておよそ60平方メートルが焼けました。
警視庁と東京消防庁によりますと、2階の部屋から一酸化炭素中毒とみられる症状で意識不明となっていた高齢の女性1人が
救出されましたが、その後、病院で死亡しました。
死亡したのは、この家に住む80歳代の女性とみられていて、女性は目が不自由だったという情報もあるということです。
また、火は台所と居間がある1階から出たとみられるということで、警視庁と東京消防庁が詳しい原因を調べています。
現場は、都営浅草線の中延駅から南東におよそ500メートルの住宅が密集している地域です。
また、埼玉県の朝霞市、所沢市、久喜市、それに栃木県の那須烏山市でも、12日から13日にかけて住宅やアパートなどで火事が相次ぎ、
合わせて4人が死亡しました。
消防などは、火の取り扱いに注意するよう呼びかけています。