大規模断水続いた周防大島 4か月ぶり修学旅行生 山口
2019年2月14日 21時10分
貨物船の衝突事故の影響で大規模な断水が続いた山口県周防大島町で、およそ4か月ぶりに神奈川県の中学生たちが修学旅行に訪れ、魚釣りなどを体験しました。
山口県周防大島町では、島の漁業や農業を体験できる民泊型の修学旅行生を受け入れていますが、去年10月、貨物船が橋に衝突した事故による断水の影響で、埼玉県など6つの高校の修学旅行がキャンセルになりました。
これまでに断水が復旧したことを受けて、およそ4か月ぶりに神奈川県の湘南学園中学校の3年生の生徒195人が島を訪れました。
この中学校では、修学旅行をこれまで延期していたということで、14日は女子生徒5人が宿泊先で、漁業を営む伊藤和弘さんの家を訪れ、漁船に乗ってアジ釣りに挑戦しました。
生徒たちは釣りざおの扱い方を教わりながら、1時間ほどでおよそ30匹のアジを釣り上げていました。
女子生徒は「断水の状況をニュースでみたときには旅行先を変更したほうがいいと思っていましたが、きょうは楽しく過ごせたので来てよかった」と話していました。
修学旅行生を受け入れた伊藤さんは「2月の寒い時期なので心配していましたが、楽しんでもらえて安心しました。子どもたちの笑顔を見ることができてよかったです」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190214/K10011815291_1902142105_1902142110_01_02.jpg