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パリの地下鉄で液体かけられ1人大けが 注意呼びかけ
2019年2月15日 21時08分

フランス・パリの地下鉄で、乗客の若い男性が口論となった男から何らかの液体をかけられ、顔や手に大けがをしました。パリの地下鉄では2日前にも、乗客2人が車内に残されていた硫酸に触れてけがをしていて、フランスにある日本大使館は公共交通機関などで不審な液体を見つけたら、むやみに触らないよう注意を呼びかけています。

フランスの警察当局によりますと、パリの地下鉄で15日朝、乗客どうしが口論になり、乗客の男が若い男性に突然何らかの液体をかけました。男性は顔や両手に大けがをして病院で手当てを受けています。

液体をかけた男はその場から立ち去り、警察当局は防犯カメラの映像を解析したり、目撃者から話を聞いたりして男の行方を捜査するとともに、液体の成分について調べています。

パリの地下鉄では2日前の13日にも、乗客の女性が座席に座ったところ、足にやけどを負い、近くに落ちていた瓶を拾おうとした男性も手にやけどをしました。警察当局が瓶に入っていた液体を調べたところ、硫酸だったということです。

警察当局は2つの事案に関連は見られず、テロではないとしていますが、フランスにある日本大使館は公共交通機関などで不審な液体を見つけたらむやみに触らないよう注意を呼びかけています。