男性会員いないのに女性勧誘 結婚相談所運営の女を逮捕 警視庁、詐欺容疑で
毎日新聞2019年2月20日 17時42分(最終更新 2月20日 18時07分)
https://mainichi.jp/articles/20190220/k00/00m/040/132000c

 結婚相談所の入会金をだまし取ったとして、警視庁碑文谷署は20日、結婚相談所「ロータリーマリッジ倶楽部」を運営する東京都港区三田5、吉田しおり容疑者(65)を詐欺容疑で逮捕した。男性会員がいないにもかかわらず、女性を勧誘していたという。

 逮捕容疑は昨年5月、都内の女性(50)に「すてきな男性会員様が入会しました。チャンスをつかむのも『ご縁』です」などと虚偽のメールを送って入会金15万円をだまし取ったとしている。「私はちゃんと説明したが、相手が勘違いした」と容疑を否認しているという。
 同署によると、相談所には当時、実際には男性は一人も登録していなかった。相談所には2017年2月〜18年6月に20〜30人の女性から600万〜700万円の入金があり、同署は他にも被害がないか調べている。
 相談所のホームページによると、「人生100年時代に中高年の婚活をサポートする」などとうたい、医師や弁護士など「ハイクラス」の40〜70代の男女を対象にしていた。【春増翔太】